「あの」「え~」「えっと」は耳障り

人のスピーチを聞いているとわかるのですが、「あの」「え~」といった言葉が合間合間に入ると、とても耳障りです。聞き手をイライラさせやすく、せっかくいい話をしていても、相手の心に響かないこともあります。
これらの言葉は、気持ちに余裕がなかったり、自分の意見がきちんとまとまっていないときによく出てしまうようです。また、人前で話すことに慣れていない人にもよく見られる現象です。
スピーチや、あらたまった場所での発言に慣れないうちは、ときおり出てしまうのはしかたありませんが、いつまでたっても回数が減らないようでは失格です。「あの」「え~」「えっと」などを使う回数を、意識的に減らしていくことが大事です。
そのためには、自信をもって、はっきりと自分の意見を伝えられるように、日頃から考えていなければなりません。人の意見の受け売りや、当たり障りのない話ばかりで、内容のない話題ばかりをつなげていても、相手を納得させられません。

![]() | 角川学芸出版 「社会人のマナー188」 JLogosID : 5190164 |