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正式な手紙は、形式に従って書くこと


親しい友人や知人に書く手紙は、形式にこだわる必要はありませんが、目上の人や、年長者、お世話になった人などに手紙を出す場合もあります。形式に従った手紙の書き方の基本についての知識はもっておくことが大事です。
基本を知っていれば、手紙を書くのはそれほどむずかしいものではありません。覚えておくと、お礼やお詫びをしなければならなくなったときにもあわてずにすみます。
手紙は「前文」「主文」「末文」「後付け」の四つの柱から成り立っています。「前文」は、冒頭の挨拶に当たる部分です。ここには「頭語」「時候の挨拶」「安否をたずねる挨拶」「日頃の厚情へのお礼やお詫び」が入ります。「主文」は用件を伝える文章です。「末文」には締めくくりの言葉や「結語」が入ります。最後は日付、差出人名、宛て名の「後付け」で終わります。




角川学芸出版
「社会人のマナー188」
JLogosID : 5190177