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貸したお金やモノの、相手を傷つけない催促は?


貸し借りのむずかしいところは、いったん、貸してしまうと、なぜか貸したほうが相手に気を遣うようになる点です。「申し訳ないけれど、先日、お貸ししたお金、そろそろお返しいただけませんか?」などと下手に出るようになります。そして、催促されたほうがなんだか不機嫌そうな顔をする、というような構図になりがちなことです。
約束の期日が近づいてきたら、「先日、ご用立てしたお金、○○日ごろにはお返しくださるお約束でしたね」のようにやんわりと、でも、はっきりというようにしましょう。
期日を過ぎても返さない場合は、「約束は○○日だったんだけど」と婉曲(えんきよく)的にいってみましょう。誠意があれば、「ごめんなさい」といってすぐに返してくれるはずです。
もとはといえば、なかなか返さないほうが悪いのですが、相手を責めるような言い方は後の人間関係を損なうもとになりがちです。
「催促がましいけれど」とか、「私もピンチになっちゃって」などと、自分にも事情ができたと伝え、相手の気持ちを逆撫(さかな)でしないように気を配りましょう。
大金であれば、「私のほうでもそのお金が必要になったの」といったり、「一度に、でなくてもいいの。何回かに分けて、お返しくださらない」という方法もあります。




角川学芸出版
「社会人話し方マナーとコツ」
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