細かいお金の立て替え分は、あっさり催促する

ランチに行ったとき、お店でお釣りがないというので、一〇〇〇円立て替えた。お茶をしたとき、五五〇円、代わって支払った……。こうした小さなお金はそのうち、すっかり忘れてしまうことも少なくないもの。
しかし、積もり積もればだんだん金額も大きくなっていき、でも、一方はすっかり忘れているらしく、何も言い出さない……。こんなことから、せっかくの人間関係が気まずくなるのはあまりにもったいないと思います。
たとえば、帰社時間になったら、「お昼に立て替えた一〇〇〇円、忘れてない?」と片手を差し出しながらいう、などお茶目っぽい仕種(しぐさ)で催促し、長く持ち越さないようにします。
小さなお金を借りるときは、「もし、忘れてしまったら、必ず、催促してね」と言い添えるのもいいでしょう。

![]() | 角川学芸出版 「社会人話し方マナーとコツ」 JLogosID : 5200093 |