子どもを叱るときは、怒らずに

外出先などで、小さな子を相手に金切り声をあげている若いお母さんをよく目にします。お母さんの気持ちもわからないではありませんが、こんな風に感情をぶちまけるような怒り方をしては、子どもは畏縮(いしゆく)するだけ。そのうちに反抗的な態度をあらわにするようになってしまい、なんの効き目もなくなります。
子どもを叱るときほど、親は冷静に。どんなに小さな子でもゆっくり、筋道を立てていうと、ちゃんと理解するものです。
「あんたみたいな子はお母さんの子じゃないわ」とか、「あんたみたいなわからずやはもういらない」というような投げやりな言葉は子どもに不安を与えるだけ。
どんな悪さをしても、こうした言い方はしないようにしましょう。

![]() | 角川学芸出版 「社会人話し方マナーとコツ」 JLogosID : 5200141 |