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病気見舞いの禁句は


病気になったり、けがをして入院したり、療養している人に向かって、
「このくらいですんでよかったですね」
「不幸中の幸いですね」
などというのは避けるべきです。本人にしてみれば、けっして不幸中の幸いなどと思えないことも多く、慰めの言葉のようでいて、実は、相手の心を逆撫(さかな)でする結果になってしまう場合もあるのです。
また、病人が、「忙しいのに悪かったね」などといっても、「いや、ちょうどこの近くに買い物にきたから」とか、「今日は、これから○○と映画を見る約束なんだ」などと、いかにも別件にかこつけて立ち寄ったというようなことは口にすべきではありません。
たとえ、それが本当であっても、わざわざ口にする必要はなく、「いや、元気な君の顔を見たくなってね」などというようにします。




角川学芸出版
「社会人話し方マナーとコツ」
JLogosID : 5200173