自分から望んで求めて孤独になった場合でもまたやむをえずそこに落ち込んだ場合でも人間が一人でいると
【名言名句】
自分から望んで求
めて孤独になった場合でもまたやむをえずそこに落ち込んだ場合でも人間が一人でいるということはどういうことかをそこで学ぶことをむしろおすすめしたいと思います
【解説】
孤独になるのは、いろいろな原因があり、ケースがある。どんな場合でも、孤独は自由であり、思索に最適の時間があり、安心であるという考え方がある。ひとりでいることの意味を考える絶好の機会でもある。
一方、孤独は恐怖であり、墳墓であり、不幸である、という考え方も否定できない。
孤独におかれた客観的な条件が、この機会を生かすことも、殺すこともあることを知らねばなるまい。
【作者】串田孫一
【生没年】1915~2005
【職業】詩人
【出典】『人間が一人でいること』
【参考】哲学科を出た串田は上智大などで教鞭をとった経歴ももつ。哲学的な詩、エッセイも数多い。登山を趣味として、二十五年間つづいた創文社刊行の山の文芸誌『アルプ』を主幹した。
| あすとろ出版 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450454 |