自分は一個の人間でありたい誰にも利用されない誰にも頭をさげない一個の人間でありたい
【名言名句】
自分は一個の人間
でありたい誰にも利用されない誰にも頭をさげない一個の人間でありたい
【解説】
個の独立と尊厳、あるいは個性の伸長は、武者小路実篤の生涯にわたるテーマだった。
この詩の結句は「他人を利用して得をしようとするものは、いかに醜いか。その醜さを本当に知るものが一個の人間」とある。
これは決して頑固で、かたくなで、排他的になることではない。むしろ、人間としての善を求めていくことこそが個の独立・尊厳につながるのだ。
【作者】武者小路実篤
【生没年】1885~1976
【職業】作家
【出典】『一個の人間』
| あすとろ出版 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450467 |