上を見て生きる下を見て暮らすんや
【名言名句】
上を見て生きる
下を見て暮らすんや
【解説】
この言葉は、さらに「ほとんどはその逆なんや。ようするに志ということ、…」と続く。「生きる」とは志を保持し、これを実現しようとすること、「暮らす」とはたつきを得るための日常生活のことである。「武士は食わねど高楊枝」の感覚に近いだろうか。あれが欲しい、これが欲しい、楽をしたい、もっと楽しみたい、と上ばかり見て暮らすのではなく、たとえ日々の生活はつつましくとも、あこがれをもちつづけながら志高く生きたいものである。
【作者】開高健
【生没年】1930~89
【職業】作家
| あすとろ出版 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450481 |