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いざ鎌倉
【いざかまくら】



【故事】故事

【解説】
「一大事が発生した。さあ、鎌倉へ」という意味で、平時に緊急事態が生じた場合に使う。
鎌倉幕府の執権職を辞した北条時頼が諸国を視察中、大雪の夜に佐野源左衛門尉常世の家に泊まり、梅・松・桜の鉢の木を焚いてもてなされる。その時に常世が語る「是は只今にてもあれ、鎌倉に御大事あらば……一番に馳せ参じ」ということばによる。
【出典】鉢の木(謡曲)。




あすとろ出版
「故事ことわざの辞典」
JLogosID : 5550182