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ウィルソン霧箱
【うぃるそんきりばこ】


Wilson cloud chamber

過飽和状態の気体の中を荷電粒子が通過するときに生じる霧滴によって荷電粒子の飛跡を観測する装置で、その原理はウィルソン( C. T. R. Wilson ) により発見されたのでウィルソン霧箱という。霧箱は強い磁場の中で使用されるので粒子の荷電の符号や運動量も知ることができる。陽電子の発見(1932年)、μ粒子の発見(1936年)などは、この霧箱によってなされた。
(索引:p.61「中野‐西島‐ゲルマンの法則」)




丸善
「パリティ」
JLogosID : 5600180