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ストレス線維
【すとれすせんい】


stress fiber

多数のアクチン線維がミオシンで架橋されて束になった構造で、ATP依存的に強い収縮力を発揮する。その両端は、細胞-基質間接着構造や細胞間接着構造に終端しており、細胞の変形や運動を引き起こす主役である。収縮力は小分子量GTPaseのRhoの下流で生じるミオシン軽鎖(MLC)のリン酸化で調節される。ストレス線維は、自身の能動的張力や機械刺激による受動的張力で発達(外径が増大)するという特徴を有しており、名称の由来になっている。
(索引:p.37「器官のサイズは力学で決まる?」)




丸善
「パリティ」
JLogosID : 5600204