100辞書・辞典一括検索

JLogos

36

エルム町
【えるむちょう】


(近代)昭和59年~現在の赤平市の町名。もとは赤平市字百戸の一部。地名は,百戸地区北部にそびえるイルムケップ山をエルムと読み替え,またニレの木(エルム)が多いことの意のエルムダムなどに由来している。大正4年赤間の沢が開拓,同11年百戸尋常小学校赤間沢分教場が設置。昭和8年廃校となり,百戸尋常小学校に統合。一時は赤間の沢という通称字も存在したが,同11年以降は同地一帯は正式に字百戸に統合。一時は赤間沢炭礦(昭和31~33年)なども存在したが,最近は離農者も多く過疎地域である。赤間の沢一帯は傾斜した畑作地帯で,表土の流失によって地力が減退したが,他地域に先がけて蔬菜出荷組合を結成して小反別多収の蔬菜栽培に活路を見出す。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7001096