大豊
【おおとよ】

(近代)昭和32年~現在の幕別町の行政字名。もとは幕別町字軍岡(いくさおか)の一部。止若(やむわつか)高台とも呼ばれる。大正2年土井好平(兵庫県出身)が入植。昭和期に入って移住者が増加したが,昭和12年当地区が軍用地として買収され強制的に立ちのきを命じられた。同20年終戦により再び開拓地として注目を浴び,旧軍人と農家の次男・三男が主として入植。学校は,大正7年幕別尋常高等小学校止若高台特別教授場が開設され,同9年止若高台尋常小学校となるが,昭和13年当地が軍用地となったため廃校。同22年幕別小学校大豊分教場を開設,同26年大豊小学校となるが,同53年児童数の減少に伴い廃校。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7001260 |