神崎
【かんざき】
(近代)昭和13年~現在の行政字名。はじめ中頓別村,昭和24年からは中頓別町の行政字。もとは中頓別村の一部。かつては茂兵知安(モペーチャン)といい,アイヌ語のモペーイチャンに由来し,小さい川上のサケ・マス産卵穴(ホリとも称す)のあるところの意(地名アイヌ語小辞典)。明治32年兵知安に砂金ブームが起こったが,茂兵知安は地質的に兵知安より新しく,砂金は採れなかった。昭和7~8年秋田県と奈良県からの移民15戸と,村内の入植者によって開拓が開始された。同15年神崎神社創建。世帯数・人口は,同30年26・160,同40年25・149,同50年11・53。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002391 |