黒川
【くろかわ】
(近代)昭和12年~現在の行政字名。はじめ狩太村,昭和25年狩太町,同39年からはニセコ町の行政字。もとは狩太村の一部,ルベシベ。地名は,当地を流れるクロ川(ドロ川ともいう)にちなむという。明治32年頃加賀団体27戸が入植。同39年板谷農場が開設,26戸が入植し,鉄道枕木材製造のかたわら農業に従事したが,経営に失敗して離村する者が多かった。明治34年ルベシベ地区に金沢農場開設,埼玉県から約17戸が入植したが同43年解散。同44年新福島団体17戸が入植したが大正10年には全戸が離村。昭和29年同地区北部を通る国道5号は冬季間のバス運行が可能となる。バレイショ・ビートを栽培する。同34年の世帯数39。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002815 |