耕成
【こうせい】

(近代)昭和32年～現在の栗沢町の行政字名。もとは栗沢町の一部，幌向原野・幌向・耕成および国有地など。行政上の組織は，はじめ第１組，明治39年第４組（栗部）と合併して第３部，昭和15年行政区の廃止と部落会の設置により耕成部落会と変遷した。明治26年入植が始まり，明治25年に敷設された北海道炭礦鉄道室蘭線に，明治34年志文駅が設定されると漸次開拓が進展した。明治32年耕成神社創建。昭和５年北海土功組合の灌漑工事が完成し，翌６年には畑地の大部分が水田化した。同９年の戸数23（自作農６・自小作農２・小作農14・醸造業１）・人口134。同35年の世帯数27・人口81。同55年の世帯数23・人口84，就業人口38（農林業17，卸・小売業７，建設・製造業４，運輸・サービス業など10）。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002918