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住吉
【すみよし】


(近代)昭和12年~現在の行政字名。はじめ小平蘂(おびらしべ)村,昭和23年小平村,同41年からは小平町の行政字。もとは小平蘂村の一部,小平蘂・小平蘂原野。通称24線部落とも呼ばれた。地名は集団入植者の出身地の地名を当てたとの説と好字を当てたとの説がある。昭和12年の世帯数20・人口129。明治28年植民地区画測設。翌29年岩手団体37戸のほか宮城県・富山県・島根県などからの個人入植者が定住。同37年官設渡船場設置。同40年幹線道路開削。大正初期はダイズ・アズキ・ナタネ・バレイショが主要作物。第1次大戦後は不況と搾取農法による地力の低下などで離農者が増加。大正15年稲作志向者が増加して造田が進行。昭和15年天塩炭鉱が採炭開始(昭和32年廃止),昭和17年天塩炭礦鉄道開通,住吉停車場開業。戦後引揚者や戦災者の緊急入植(15戸)があり,同26年住吉炭鉱が採炭事業に着手。同35年の世帯数252・人口1,134。同42年炭鉱の閉山,離農者の増加で過疎化が進行。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7004465