100辞書・辞典一括検索

JLogos

27

拓殖
【たくしょく】


(近代)昭和18年~現在の行政字名。はじめ置戸(おけと)村,昭和25年からは置戸町の行政字。もとは置戸村の一部,オケトウンナイ原野・オケトウンナイ・オケト。行政区として拓殖山と通称された地域。地名は拓殖会社の所有地で,拓殖実習場が置かれていたことによる。明治末期から造材を目的に開かれたが,大正8年から北海道拓殖銀行が小作開墾を開始。第1次大戦時の雑穀ブームでにぎわうが昭和初期には凶作が続いた。昭和8年北見拓殖実習場が設置され,同22年までの修了者767名。戦後木材ブームとなり,同26年営林署庁舎,同27年公民館,同28年林業会館,公営住宅などが建ち,昭和27年には電灯架設。拓殖実習場の閉鎖後,昭和24年跡地に25戸が入地し,拓実と称した。同32年の世帯数91・人口520(置戸町史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7004804