津軽通
【つがるどおり】

(近代)明治５～14年の札幌市街地の通名。明治５年札幌市街地区画の町割にともなって成立。通名は北海道内の国郡名にちなんでつけられた。創成川の西側，後志(しりべし)通（現大通）に並行して東西に貫通し，北は檜山通，南は福島通。明治４年津軽通の南側，直交する虻田(あぶた)通と交差する付近２町四方が薄野遊郭とされ，郭内では藤井町と称した。同６年には，通沿いに貸座敷６軒があった。また，有珠(うす)通に面して，明治５年郵便局が開局。同14年南４条西と改称。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7005190