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北進
【ほくしん】


(近代)昭和32年~現在の早来(はやきた)町の行政字名。もとは早来村の一部。地名は,町有林北進団地があったことによる(苫東地名物語/月刊りんかい春秋)。以前は早来および仁達幌(現厚真(あつま)町)に属し,昭和26年頃から北進と呼ばれる。昭和26年の世帯数52・人口250。古くは獣道程度の道しかなかったが,明治29年早来~振老間に植民道路(現在の道道千歳鵡川線)を開削。日高方面と北海道炭礦鉄道室蘭線の早来停車場間を結び,ダンツケ馬にて物資の輸送が行われた。北進団地の東側58haは昭和22年緊急開拓地として開放され,樺太(からふと)(サハリン)からの引揚者などが入植した地域,黄金開拓と呼ばれる。同40年の世帯数32・人口143。同48年字安平・遠浅・瑞穂の3中学校を早来中学校に統合。同50年町公民館新設。同56年ときわ運動公園完成。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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