100辞書・辞典一括検索

JLogos

6

緑橋通
【みどりばしどおり】


旭川市にある街路。旭川駅前から延びるメーンストリートの1つで,一般には宮下通8丁目から牛朱別川に架かる緑橋に至る,およそ11町間の街路をいう。通りの両側には市役所・市民文化会館のほか,金融・保険などの諸機関が立地し,典型的な中心業務地区をなし,隣接する平和通や昭和通の商業地区とともに都心中枢を形成する。明治22年格子状道路の市街地区画が設定され,開削されたものの1つ。主要部の道路幅員36.36mで,都心では最大幅員をもつ。明治末期から馬車鉄道,昭和4~31年には路面電車が運行された。大正9年旧道路法の施行により,8丁目9丁目間横通線として認定された。昭和24年に緑橋通線(1,310m)が都市計画街路に決定,同40年に認定された。昭和46年駅前から4条通りまでの5町区間が道道旭川停車場線に昇格したが,通称の緑橋通は11町区間を指す。明治末期,通り沿いに市役所・図書館・学校などが建設され年々中心地域化の傾向を強めてきた。通りに沿って2町区間にアーケード付商店街がある。これは戦後,引揚者が広い通りを利用して青空市場を開き,昭和29年の強制撤去後,この地に商店街を造り定着したことによる。市木ナナカマドが分離帯に植樹され,都心にグリーンベルトをつくる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7008526