青森県護国神社
【あおもりけんごこくじんじゃ】

弘前市下白銀町にある神社。旧村社。祭神は戊辰戦争で没した弘前藩士をはじめ，第２次世界大戦などの戦没者等２万８，963柱を祀る。弘前公園内の北側に位置する。明治２年，戊辰戦争で戦死した兵士を，藩主津軽承昭が東常盤坂村（弘前市）に仮殿をたてて祀ったのがはじまり。当時は弘前招魂社と称し，明治４年村社に列した。明治21年，新町(あらまち)に移り，明治43年には現在地へ移転した。昭和11年に弘前招魂社から青森県招魂社に改称。昭和14年，青森県護国神社となった。第２次大戦後，連合軍から改称の指令があった際，全国でここだけが拒否した。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7009759