田舎館
【いなかだて】

旧国名:陸奥

田舎楯とも書く。平川支流の浅瀬石川下流域に位置する。地名の由来は，田舎が蝦夷の中央を意味する夷中にちなむとも，水稲耕作に関する稲家にちなむとも考えられ，これに館が置かれたことによる。地内の字中辻に田舎館城跡があり，東西約300m・南北約200mの方形平城である。
【田舎楯(中世)】　南北朝期から見える地名。
【田舎館村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【田舎館村(近代)】　明治22年～現在の南津軽郡の自治体名。
【田舎館(近代)】　明治22年～現在の田舎館村の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7009996