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稲荷神社
【いなりじんじゃ】


弘前市新寺町にある神社。旧村社。祭神は倉稲魂神。社伝によれば,宝永5年4代藩主津軽信政が江戸在府の折,仏体の稲荷の霊夢を見て,浅草寺境内にあった安左衛門稲荷を分霊,現在地に社殿を造営したのにはじまる。同時に浄土宗伊吹山心月院白孤寺を別当寺として創建し,社禄として3石6斗を寄進した(弘藩明治一統誌)。白狐寺では文化9年に富籤興行があった。明治初期の神仏分離により,仏体の神像は貞昌寺(新寺町)に移され,白狐寺は廃されて稲荷神社となった。明治6年村社に列格した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010006