乾橋
【いぬいばし】

岩木川に架かる橋。五所川原市西部小曲と字寺町を結ぶ。国道101号が通る。長さ346m，幅10．５m。昭和37年竣工。江戸期には渡し場があった。明治期まで存続し，明治13年の「県治一覧表」の津渡の項には五所川原の渡しがみえ，幅70間，馬船１とある。明治17年に県費で長さ76間，幅３間の橋が架設された。昭和４年に長さ200間，幅３間の橋に架け替えた。昭和37年に現在の橋が完成したが，当初の幅は６．５mで，のちに両側へ幅２mずつの歩道部が増設された。現在，五所川原地方と西海岸地方を結ぶ重要な橋となっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7010011