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大石神社
【おおいしじんじゃ】


下北郡風間浦村易国間にある神社。旧村社。祭神は素盞鳴命。大石の神号は易国間の海岸にあった夜光石に基づくとか,同村菅ノ尻に神石として崇められる立石にちなむとかいわれる。「下北半島史」では延宝6年の勧請としている。もとは大磯大明神と号したとされ,貞享4年に棟礼に「大磯之大明神之社宮」とあり,「邦内郷村志」にも「明神堂 鎮守俚人云磯大明神」とあるが,「国誌」には「弘化中何人か大磯大明神と云扁額を奉納せしことあり磯は若くは石の字を訛しにや里人も知らぬ由云へり」とある。明治初年の社寺調の際現社名とする。「邦内郷村志」に別当光明坊の名がみえる。大祭は9月17日。神輿は寛政6年渡来,豊漁年に神輿の渡御がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010164