大間
【おおま】

旧国名:陸奥
下北半島最北端の突出部,本州最北端に位置し,津軽海峡に面する。割石崎と高磯崎の間の大間川河口部に大間港を有し,山林資源と海産物の積出港として,また北海道への渡航地として古くから繁栄してきた。天然の放牧地としても知られる。大間崎の沖合いに弁天島がある。地名はアイヌ語に由来するとされ,「オオ」は深い,「マ」は澗で,深い船澗の意とする説(下北半島史)や,「オマ」で低き端の意とする説(陸奥下北半島地名考/旅と伝説11)などがある。海岸付近標高20m前後の低位海岸段丘面に大間貝塚をはじめとしてドウマンチャ貝塚など数か所に及ぶ遺跡が分布している。縄文中期以降の複合遺跡が大半で,土師器や須恵器,北大式・江別式・擦文式土器などが出土し,南北両文化の接点としての特色をもつ。蝦夷との関係も深く,蝦夷館とされる四十八館跡がある。康正三年下北図には「大間」と見え,当地付近に「牛千五百疋」と記されている(東北太平記/みちのく双書3)。
【大間村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【大間町(近代)】 昭和17年~現在の下北郡の自治体名。
【大間(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7010251 |





