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鹿島神社
【かしまじんじゃ】


南津軽郡藤崎町藤崎にある神社。旧郷社。祭神は建御雷神。延暦12年坂上田村麻呂蝦夷平定の途中,田舎郡浪淵村(現在地不明)で水中の恵美高丸の霊を退治し,付近の木で守護神毘沙門像を作って安置,小笠原円之大夫を社司に命じたのが始まりという(安政2年神社書上帳)。その後付近の藤崎城主安倍氏が軍神として信仰した(南津軽郡是)。古くは奥法山興福寺が別当として奉仕し,興福寺は慶長年間に再興されている(津軽一統志)。弘前藩主津軽為信・信枚・信義がそれぞれ造営したが(南津軽郡是),大破し,延享5年講中と村民で再建したという。明治3年それまでの毘沙門宮を現社名に改称し,同6年郷社に列格。例祭は8月5日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010421