柏正八幡宮
【かしわしょうはちまんぐう】

西津軽郡柏村桑野木田にある神社。旧郷社。祭神は誉田別尊。天正５年弘前藩祖津軽為信が領内巡検中，工藤先左衛門祐益の産土神を祀りたいという願いを聞き入れ，翌年八幡宮を建立したことに始まるという。この地は広須野と名付けられ，開拓されて広須村となったため，広須八幡宮と呼ばれた。寛文８年川端村（現在地）ヘ移転し，川端八幡宮と改称。広須新田一帯の守護神で，社殿の修復などは官費で賄われたという。明治22年旧川端村域は合併により柏村となり，社名も柏正八幡宮となった。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7010434