100辞書・辞典一括検索

JLogos

32

上市川
【かみいちかわ】


旧国名:陸奥

北東流する五戸川下流両岸に位置し,奥羽山脈に連なる緩やかな丘陵地が続く。地名の由来は,五戸川の別称の市川によるものであろう。五戸川右岸の沢地に臨む丘陵地には,縄文時代に属する善浪遺跡があり,縄文土器を出土。永仁5年11月21日の五戸郷々検注注進状には「いち河」と見え,また地内の池之堂は同注進状に見える「こいち」と比定される(新渡戸文書/岩手県中世文書上)。戦国期には三戸南部氏の支配下にあり,上名久井館(現名川町)の館主東政勝の所領であったとされ,元亀2年根城南部氏と東氏との抗争により下市川とともに根城南部氏領に編入されたという(八戸家伝記・南部八戸家系/南部家文書)。
上市川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
上市川(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010509