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十三湖大橋
【じゅうさんこおおはし】


十三湖の水戸口付近に架かる橋。北津軽郡市浦(しうら)村十三字五月女萢(そとめやち)と字羽黒崎を結ぶ。主要地方道鰺ケ沢蟹田線が通る。長さ234m,幅11.5m。昭和54年竣工。江戸期には渡船で渡った。初めての架橋は昭和34年で,十三橋といった。その頃までは2隻の動力船で人や車を運んでいたという。十三橋は,上部が木造,下部がコンクリートからなる長さ385m,幅3.5mの木橋で,木橋としては全国屈指の規模であった。また,浅瀬伝いに架設されたため湾曲しており,小型漁船の通航のための開閉装置がつけられるなど独特の構造を有していた。この橋は,老朽化や交通量の増大などに伴い,昭和54年に総工費約12億円で,現在の橋が架設され,名称も十三湖大橋と改称された。車道は2車線となり,交通量の増大に対応でき,さらに付近一帯の経済・文化・観光面に大きな役割を果たしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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