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正八幡宮
【しょうはちまんぐう】


南津軽郡藤崎町矢沢にある神社。旧郷社。祭神は誉田別尊。大同年間に坂上田村麻呂が鬼神を射殺した矢を修験の明円に与え,明円はその矢を正八幡として祀り,別に矢沢山勝軍寺を建立したという(国誌)。別伝では元和元年に弘前の住人広田忠左衛門が異体の木像を発見し,正八幡として祀り,矢沢村の氏神としたという。矢沢の地名は坂上田村麻呂の矢にちなむといわれる。寛文7年と延宝4年に再建されたと伝える。別当は代々修験で,明治維新の時は光明院という修験だった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011316