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神明宮
【しんめいぐう】


上北郡七戸町大字町にある神社。旧郷社。祭神は大日孁貴命。一般的には七戸神明宮と呼ばれ,七戸城本丸跡に所在する。創祀は明確ではなく,応永3年・文禄2年などの諸説があり,年代未詳だが七戸隼人正直時が勧請したともいう。古くは七戸村新町にあり,寛文4年10月のちの盛岡藩4代藩主南部重信が社殿を修造し,社領1石を寄進。宝暦年間には豪商盛田喜右衛門が同村南町に社地を寄進し,遷座したという。宝暦年間頃の御領分社堂には「〈御城下川原町〉 神明社 〈本山派〉 吉祥 右者七戸御町中寄附勧請年月由緒相知不申」とある。近世には天台系本山派修験五戸村年行事多門院の支配下にあったといわれる。七戸町の鎮守とされ(国誌),明治6年郷社に列格。同14年現在地に移転した。明治維新の神仏分離で新山神社・住吉神社・八幡神社・天王神社などを合祀したが(同前),その後それぞれ独立している。例祭は9月4日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011416