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神明宮
【しんめいぐう】


弘前市東城北2丁目にある神社。旧県社。祭神は天照大御神。元禄15年に書かれた神明宮社縁起によれば(弘前図書館蔵),藩祖津軽為信が慶長年間に創祀したという。社伝では為信が慶長7年に堀越城内に伊勢宮を勧請し,元和元年に2代藩主津軽信枚が弘前城内に小祠を遷し祀ったという。寛永4年の城内失火の際,難を避けて現在地に再建した。元禄15年の縁起には,この火災の時信枚の命を受けて祠を背負った斉藤氏が,30石を賜って以来神官に任ぜられたという(同前)。藩主の崇敬を受けて,10年ごとに屋根葺替,20年ごとに神殿造替が行われたとも伝える。江戸期には領内神明社の筆頭とされた。明治9年県社に列した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011419