高清水神社
【たかしみずじんじゃ】

十和田市相坂字高清水にある神社。祭神は保食神。承和年間頃天台修験者によって創建されたという。しかし現在同市切田の正法寺に，そのご神体であったといわれる聖観音像が客仏として安置されており，衣紋の形式・玉眼の存在などから，鎌倉期のものと考えられる。高清水は，江戸期にいたり相坂村の枝村となり，当社も衰退していった。明治６年に相坂の大池神社末社として保食神を祀った。例祭は９月８日。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7011566