100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

滝沢
【たきさわ】


旧国名:陸奥

八甲田山系のすそ野にあたる緩やかな丘陵にあり,相坂川(奥入瀬(おいらせ)川)の支流後藤川(滝沢川)沿いの洪積層台地に位置する。地名の由来は,滝沢川の上流に大滝があり,この滝を水源とした川沿いの地という意であろう。滝沢川流域には,縄文早期からの遺跡がかなり高い密度で分布している。明戸遺跡では縄文前期~晩期の遺物が出土し,フラスコ形土壙とほぼ完全な人骨が発掘された。川原遺跡からは,国重文に指定された晩期の壷形土器が出土している。東北のはずれ中渡に八幡宮があり,同社は南部実光(光行の子)が承久2年家臣対馬平治郎某に命じて甲斐国より当村に遷座させたという(国誌)。その後貞応元年櫛引村に奉遷し,櫛引八幡宮というようになったため,滝沢の宮は滝ノ沢本宮八幡宮と呼んでいる。地内中央に曹洞宗藩領山法性寺があり,三戸郡名久井村法光寺末で,天正10年僧秀椿が開基したとあるが(上北郡村誌),寺伝では天正17年滝沢家の菩提寺として創建されたという。滝沢川左岸には,対馬平次郎景満の館跡と伝える滝沢館跡がある。
滝沢村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
滝沢(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011605