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岳八幡宮
【だけはちまんぐう】


上北郡七戸町高屋敷にある神社。祭神は誉田別命。元来は延元3年創祀と伝えられる上川目神社で,七戸町西端にある八幡岳山頂に所在していた。宝暦年間頃の御領分社堂に「御岳権現社」と見え,見蔵坊が俗別当を務めていた。明治2年神宝その他を移して現在地に拝殿を造営,岳八幡宮と命名したという。爾来八幡岳の遥拝所の役割を果たしている。八幡岳に対する七戸地方人の信仰は古くから強く,15歳に達した若者が旧暦4月15日に御岳参りをして成人の仲間入りをしたが,無事登頂拝をすませた若者は帰途この岳八幡宮に立ち寄り,境内の力石をかつぎあって力を競いあった。祭礼は6月15日。拝殿内には多数の絵馬が掛けられている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011619