千歳橋
【ちとせばし】

浅瀬石川に架かる橋。黒石市追子野木と袋井２丁目を結ぶ。国道102号（主要地方道浪岡大鰐線と重複）が通る。長さ114．３m，幅７．５m。昭和52年竣工。中弘南黒地方を結ぶ重要な橋。江戸期には渡船や仮橋を架けて渡った。「岩木川物語」によると明治14年架け替えられ，当時は追子ノ木橋という名称だったらしい。明治20年に村費（追子野木村）で架け替えられた。「南津軽郡是」には明治32年県費によって長さ48間，幅18間の橋が架けられたとある。昭和９年長さ93m，幅５．７mのコンクリートの永久橋となったが，同50年８月の相次ぐ水害で崩壊。のち，現在の橋が架けられた。黒石市の入口に当たり，年々交通量が増大しているため，約150m上流に県道のバイパスが通る予定になっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7011736