東北縦貫自動車道青森線
【とうほくじゅうかんじどうしゃどうあおもりせん】

東北自動車道と通称される。日本道路公団により建設中の高速自動車国道の路線。東京都練馬区を起点とし，青森市を終点とする。延長698km，県内延長56．７km（未完成区間も含む）。従来，埼玉県川口市が起点とされてきたが，昭和57年に練馬区を起点とすることに改められた。昭和41年７月に着工，同47年11月に埼玉県岩槻(いわつき)～栃木県宇都宮間が開通したのを皮切りに，現在川口～秋田県十和田間と碇ケ関(いかりがせき)～青森間が開通している。川口～青森間の開通は昭和62年度の予定。県内部分は，昭和49年12月に着工，同54年９月青森～大鰐間35．８kmが開通。同55年11月大鰐～碇ケ関間13kmが開通。津軽平野東側の丘陵地を通るため，津軽平野と岩木山を一望にでき，景観のすぐれた路線である。青森・浪岡・黒石・大鰐・碇ケ関の各インターチェンジとパーキングエリア２か所，サービスエリア１か所，バスストップ５か所が設けられている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7011907