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豊良八幡宮
【とよらはちまんぐう】


十和田市洞内字館にある神社。旧村社。祭神は誉田別尊。慶長17年新館八幡宮(上北町新館)から勧請したのが創祀。宝暦5年地面堂社書上帳(多門院文書)には,若宮八幡宮と見える。江戸期には修験の天台系本山派に属し,延享3年霞小村割渡指置覚(同前)によると,洞内・五拾貫田(こぬきだ)・分豊良・豊良・中村・廿(はだち)(羽立)・あしな沢・樽石8か村を霞場とし,宮元坊が別当を務めている。文化18年でも霞8か村は変わらなかいが,分豊良が小田になり,別当は宝行院である。明治6年祭神を誉田別命として,館八幡宮と称した。昭和45年所在地の集落名をとり豊良八幡宮と社名変更。文化10年の神事等書上覚(多門院文書/十和田市史)では4月15日と9月15日の神事を伝えるが,現在の例祭は4月15日のみである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012019