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八幡宮
【はちまんぐう】


西津軽郡鰺ケ沢(あじがさわ)町舞戸町にある神社。旧郷社。祭神は誉田別尊・倉稲魂命。天文年間頃木村右衛門の勧請で,延宝7年に舞戸・田浦・館の3か村が再建したと伝える。「西津軽郡史」によると,慶安年間頃の絵図には海手の,通称林町と呼ばれる地域に八幡宮が記されているという。これは現在地ではなく,いつ現在地に移転したかは明確ではないが,享保20年の大火以後のことと考えられる。寛政8年の菅江真澄の「外浜奇勝」に「古川の橋にたちて見やるゆんでに,かんがきあり」とあるから,この時はすでに移転している。明和3年7代藩主津軽信寧の時,赤石組の鎮守・祈願所となったと伝える。明治6年郷社に列格。例祭は7月5日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012400