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八幡宮
【はちまんぐう】


上北郡野辺地町笹館にある神社。旧郷社。祭神は応神天皇。通称八幡町の南端で,通称新町との接点に所在する。寛永8年火災で縁起などを焼失したため(国誌),創祀は未詳である。「邦内郷村志」に八幡社と見え,「国誌」によると,正徳4年の再建棟札に「南部大膳亮利幹公」「別当善行院」とあったという。初代成就院は寛永13年に没し,以後善行院などが世襲した(国誌,寛政6年修験由緒書上/多門院文書)。近世野辺地村の有力商人,船持の尊崇を受けたと思わせる華表・御神灯・額などが残る。9月14・15日の祭礼には各町から京都より移入したと伝えられる囃子を奏でた山車がくりだし,野辺地代官の参拝もあってにぎわったが,現在は8月18~20日の野辺地夏祭りに山車が運行されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012406