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三岳神社
【みたけじんじゃ】


三戸郡新郷村戸来にある神社。旧郷社。祭神は宇迦之御魂命。神直日命を合祀する。貞観5年の創祀と伝えるが,明確ではない。宝暦年間頃の御領分社堂に「三岳山堂」あり,本地は弥陀薬師観音で,五戸年行事多門院配下の修験重光院が別当を務めた。しかし宝暦3年の書上(多門院文書)によると当社は多門院直轄とされ,別当職は時代によって異なっていたらしい。明治維新で戸来村支村の田中にある多門院直轄の新山権現を合祀。明治6年郷社に列した。例祭日は8月19日。当日は鶏舞(県無形民俗文化財)が演じられ,神輿渡御行列も行われる。鶏舞は県東部の各地で行われる念仏踊の一種で,踊手がかぶる烏帽子の形状からその名がある。境内には神木のケヤキがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013024