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赤生津橋
【あこうづばし】


北上川に架かる橋。県道長坂束稲前沢線が通過。前沢町生母斉田(さいだ)と島を結ぶ。昭和32年9月着工,同33年完成。橋長288m,幅員3.6m。トラス+PC形式。工費8,160万円。昭和46年補改修によって,鋼トラス橋の長さ513.6m,幅員6mとなる。明治13年,赤生津渡船場には大型船1隻,普通船1隻があり,赤生津村と前沢村を結ぶ前沢街道が通過。北上川の河水幅110間と記録されている。昭和10年10月,有料渡橋の木橋が落成。同19年頃,水害で右岸の島側が破壊され板を渡して人だけ渡れるようにしたが,同22年9月カスリーン台風の出水で島側が半分流失。中川原まで渡船,中川原から斉田側は残存の橋に梯子をかけて通行したが,同30年8月洪水で流失した。同年赤生津橋架替運動期成同盟会を結成,建設省などに陳情して現在の橋の実現をみた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013465