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天照御祖神社
【あまてらすみおやじんじゃ】


大船渡市盛町にある神社。旧村社。祭神は天照大神。旧号を神明宮と称し,お神明さまと呼んで親しまれる。創建年代は未詳だが,社伝では寛永6年当地の旧家久田氏の氏神であった神明社を久田山から村の中央の天神山に移し,村の総鎮守にしたのが始まりという(神社名鑑)。また一説では宝永6年ともいう(大船渡市史)。その後,文政8年など幾度かの造営があったが,昭和51年不審火によって本殿をはじめ,幣殿・拝殿・神饌所など焼失,翌同52年再建された。例祭は4月17日。6月11日同市猪川町の天王様に素盞嗚尊(すさのおのみこと)を迎えに行き,当社前に御殿をしつらえて3日泊める神事がある。開運豊漁・五穀豊穣などの神として信仰される。なお同市猪川町にも旧村社の天照御祖神社(祭神天照大神,例祭6月16日)がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013520