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天照御祖神社
【あまてらすみおやじんじゃ】


釜石市唐丹町片寄にある神社。唐丹村社とも呼ばれる。旧村社。祭神は天照大御神。社伝では大同2年坂上田村麻呂が東征の時,大蟇王の残党である常竜鬼を当地で誅し,地方鎮護のために一宇を建立したのが始まりという(神社名鑑)。また天照大御神とともに常竜の霊も鎮めたので,常竜山大権現と称したともいう(ふるさとのお社)。もと十一面観音を安置し,修験別当が神事を執ったが,明治維新後の神仏分離・修験道廃止によって,観音像は旧唐丹村本郷の福寿庵(明治29年の大津波で流失)に移し,現社名に改称。明治5年村社に列せられた。例祭は旧暦の3月16日・11月15日。3年に一度の旧暦3月16日の例大祭には大名行列神幸が行われにぎわう。また旧暦霜月例祭の早朝にはおみそぎ祭がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013522