胆沢川橋
【いさわがわばし】

胆沢川に架かる橋。県道永沢水沢線が通過。水沢市佐倉河明神堂と金ケ崎町永栄(ながさかえ)五反町を結ぶ。昭和29年９月完成。橋長270m，幅員6m。単純鈑桁２連，鉄筋コンクリートＴ桁16連の混合橋。昭和10年水沢町（現水沢市）・佐倉河村（現水沢市）・永岡村（現金ケ崎町）の１町２か村で道路組合を結成。再巡橋の古材料を使用して同年架設。名称も以前からの半入橋から胆沢川橋に改称。同22年のカスリーン台風，同23年のアイオン台風と同25年の洪水で跡かたもなく流失した。その後道路組合が関係当局へ陳情，５年目にして現在の橋が完成した。当橋付近には，嘉永年間に百岡(ももおか)村（現金ケ崎町）と上幅村（現水沢市）を結ぶ渡し船があった。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7013571