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今泉街道
【いまいずみかいどう】


気仙街道とも呼ばれていた。奥州道中の山目宿(一関市)から東に向かい,松川―長坂(以上一関市)―摺沢―大原(以上大東町)の4宿駅を通り,笹ノ田峠を越えて今泉宿(陸前高田市)に至る道路。摺沢宿は天正年間に本宿から引町して成立,大原宿は慶長年間の成立,今泉宿は寛永19年以前からの町場と伝えられることや,この道筋が元禄11年の「東山舞草村絵図」「相川村絵図」「松川村絵図」「長坂村絵図」「摺沢村絵図」「大原村絵図」,元禄12年の「矢作村絵図」によって確認されることから,街道の成立は慶長・元和の頃と推定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7013646