鏑八幡神社
【かぶらはちまんじんじゃ】

和賀郡東和町土沢にある神社。旧村社。祭神は誉田別神(ほんだわけのかみ)，他７神。創建年代は未詳。寛延３年の「八幡宮略縁起」によれば，康平年中源頼義・義家の父子が安倍貞任討伐の際，戦勝を祈願し，白羽の鏑矢12本・太刀１腰・願書１巻を奉納したという（東和町史）。この鏑矢の故事により村名を十二ケ鏑矢村と称し，寛文７年以後，十二ケ村と要約したという（同前）。宝永年中荒廃が甚だしく，宝物も失い，正徳元年安俵・高木通に奉加して再興，棟札が現存する。例祭は旧暦８月15日。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7014152